ILAC卒業後はトロントにあるSeneca Collegeに進学しました。
幼いころからディズニーチャンネルや海外ドラマの影響で、海外で生活をすることに強い憧れがありました。その影響もあり、英語を話せるようになって海外の人たちとお話ができるようになりたいという思いも強く、両親にお願いをして英会話教室に小学生のころから通っていました。高校3年間は部活一色の日々だったので、英語に触れる機会も減っていましたが、卒業を機会に両親から留学をすすめられ大学進学をせずに語学留学することを決めました。両親からの一言がなければ、留学支援の整った学校へそのまま進学をしていたと思います。留学を決めたタイミングで、語学学校に1年間通った後は現地のカレッジもしくは、大学に進学しようと決断することもできました。
1番実感したことは、家族から離れて一人で生活をする力がついた、ということです。最初の一カ月はホームステイに滞在していたので、不自由なく生活できていましたが、二か月目からは自分で家を探すとこから始まり、引っ越し作業も自力で行いました。毎日料理をしたり、洗い物や洗濯物などの家事を行うことで、今まで自分が両親に支えられていたのだと改めて実感することができました。また、一人で生活する上で誰かに助けを求めることの大切さも学べたと思います。ホームシックを経験して、現地でできた友達にたまに話を聞いてもらったりとたくさんの人に支えられたと思います。日本で生活しているだけでは経験することのできないことをカナダでは経験できました。
入学したタイミングでレベル分けテストを行い、自分のレベルにあったクラスへ案内されます。入学したばかりの頃はラテン系の人達の勢いに負けて発言したり、会話をすることが怖い時もありましたが、毎週クラスメイトが変わる環境だったので一カ月もしないうちに環境にもなれました。ジェネラルイングリッシュのコースでは、とにかく友達を多く作ることで英会話を上げていったイメージです。個人的な印象として、日本人は文法などのレベルは周りの留学生に比べて特に高く、2週間に1回行われるレベルアップのテストも点数が高かったイメージがあります。なので、友達がだんだんと増えてきて会話をする回数が増えてくるとリスニングとスピーキングスキル共に伸びた気がします。
レベルやクラスの先生によっても、授業の雰囲気が全く違います。文法を中心に授業をする先生や、ミニプレゼンテーションを隔週に行う先生、ゲームを中心に授業を行う先生もいました。案内されたクラスの先生のスタイルが自分に合わなければ、いつでも同じレベル内でのクラスの変更が可能なので自分に合った先生を探せます。また、友達からおすすめられた先生のクラスに志願して変更をお願いすることもできます。しかし、1クラスの定員が決まっているため人気なクラスには入れないことも稀にあります。日本人のスタッフも駐在しているため、何か困ったことがあればいつでも相談ができますし、現地の進学を考えている方にもいくつか提案をしてくれます。
私がILACに通っていた時は、韓国人とトルコ人、ブラジル人が多かったイメージです。ILACが提供しているパーティーやツアーなどに参加することで友達も増えました。放課後にはみんなでショッピングにでかけたり、たまにみんなでご飯を食べに行ったりしました。ラテン系の留学生が多くいるクラスだと、みんなでアクティビティをするときにとても盛り上がって楽しかったです。ただ、文法などを中心にノートを取りながら授業を受けるタイプの先生のクラスでは、発言回数がとても多いので授業が止まってしまうこともよくあります。個人的には、せっかく留学に来ているので日本で受けれるような授業形式ではない方が身になるような気がします。
海外で生活をすることで、金銭面や交友関係、治安など不安な点がたくさんあると思いますが、それら全て留学をすることで得ることのできる経験だと思います。不安な要素は耐えず常にあると思いますが、現地の友達と支え合いながら乗り越えるのも留学の醍醐味だと思います。語学学校でできた友達とは今でもたまに連絡をとったり、日本に観光に来た友達には案内をしたりして交流が続いています。国境を越えて多くの友達をILACで作ったことは人生の中でも大きな財産です。個人的には日本にいる家族や友達から離れて暮らすことで生活をする大変さに気づくこともでき、帰国した時には周りの人たちに成長した。と言ってもらうこともできました。