【ILAC体験談】NBAの迫力に感動。アクティビティには積極的に参加してほしい!

しおり様

ILACには世界各国から学びに来る人たちのために様々な言語に対応したスタッフの方が大勢いらっしゃいました。

留学の概要

  • 受講コース:パワーイングリッシュ
  • 通学週数:14週
  • 入学時英語レベル:High-Intermediate
  • 卒業時英語レベル:Advanced
  • ビザ:ワーキングホリデー

留学のきっかけは大学の先輩の経験談

サークルとバイトの掛け持ちで充実した毎日を送っていた大学2年生の時、周りの友人たちが次々と将来を見据えたインターンシップや留学に挑戦している中で、特にやりたいことが決まっていなかった私は非常に焦っていました。

元々海外での生活や留学に興味はありましたが、お金もかかるし準備も大変だし大学も休学しなくてはいけないしと、やることがたくさんあり自分には無理だろうなとどこか諦めていました。

そんな時に、たまたま海外留学から帰国したばかりの先輩と話をする機会があり「留学に行って本当に良かった!今まで日本でしか暮らしたことのなかった自分の価値観が変わって、視野も広がったよ」と留学前までとは違う生き生きとした様子で話す姿に、諦めかけていた海外留学という夢を私も実現してみたいと思ったのがきっかけです。

英語圏で差別の少ないカナダを選びました

留学を決めた当初は、現地の大学や語学学校に長期間在学して英語を学ぶことを考えていました。しかしながら留学することを両親に相談した際、現実問題として高校大学を控える弟が2人いる中で、経済的な理由から現地の学校に通い続けることは難しいと言われました。

諦めかけていた時、情報を集める中で現地で働きながら英語を勉強することができるワーキングホリデーという制度があることを知りました。自分でお金を稼ぎながら英語も勉強することができるということで、当時の私にはこれしかない、挑戦してみよう!と決意しました。

ワーキングホリデービザのある国はいくつかありますが、その中でもカナダは英語圏であること、また世界的に見ても『人種のるつぼ』と言われるほど様々なバックグラウンドを持つ人たちが暮らしており、生活する上で人種的な差別も少ないという話をカナダに留学していた友人から聞いたことから、カナダを選びました。

留学して海外で働く経験ができました

留学して良かったことは、海外で働くという貴重な経験が出来たことです。日本にいた時は語学系の大学や学部ではなかったため、海外の友人はほとんどおらず、また異文化に触れる機会もあまりありませんでした。

しかしながら、カナダで10カ国もの異なるバックグラウンドを持つ同僚と共に働いたことで、今まで知り得ることのなかったそれぞれの国の価値観や国民性を知ることができ、同時に海外で働くことの大変さも学ぶことができました。働く中で、日本のように空気を読んで察するという文化がないことを痛感し、自分の意見や要望ははっきりと相手に伝えるようになりました。

その結果、留学前まではサークルや学校生活でも周りに合わせてあまり強く意見を言わなかった私が、帰国後の就職活動でのディベートや面接では、他の学生が多く集う中でも堂々と自分の考えを発言できるまでに成長しました。

留学ではリスニングに想像以上の苦労が

留学で苦労したことは、自分が思っていた以上にリスニングが出来なかったことです。

最初の3ヶ月間ホームステイをしていましたが、その時のホストファミリーが気さくなフィリピン人で、入国初日に滞在先に着いた瞬間からたくさん話しかけてくれました。しかし話すスピードがとても早く、またアクセントに癖もあったので、当時の私は全く聞き取ることができませんでした。

留学前にも大学の授業で外国人の先生と英語で話をすることはありましたが、その際は問題なく会話できていたので、まさか自分のリスニング力がこんなにも低いということを認識したことはありませんでした。当時は相当なショックを受けたと同時に、これからの生活が不安でいっぱいでした。

しかしながら、来たからにはやるしかない!と毎日学校での出来事をホストマザーに話したり、一緒に買い物や遊びに出かけたりなど、とにかく積極的にホストファミリーとコミュニケーションを取り英語に慣れることに努めました。その甲斐あってか、ホームステイ期間が終了する頃には、ホストファミリーと自然に会話できるレベルにまで上達していました。

ILACの授業は実に多種多様

文法や読解などの基礎的な授業をはじめ、グループに別れてのディスカッションやゲームを交えた会話練習など、授業内容は実に多種多様でした。文法や表現を習う授業では、アメリカ英語とイギリス英語の表現の違いや、ネイティブが使う自然な言い回しなど、実践ですぐに使えるような内容を数多く学ぶことができました。

またディスカッションや会話がメインの授業では、積極的に発言する生徒たちの中でスピーキングが苦手な生徒がいた場合は、先生が優しく話しやすいようにフォローしてくださったりと、とても学びやすい環境が整っていたと思います。

ゲーム形式の授業で私が一番印象に残っているものは、英語の伝言ゲームです。クラスメイトと力を合わせてグループごとに競い合うことで、あまり話すことのなかった人とも授業を通して会話をすることができ、仲良くなれました。

アクティビティではNBAに感動

ILACにはたくさんのアクティビティがあり、私も何度か参加しました。様々なアクティビティがある中で最も印象深かったものとして、プロバスケットボールであるNBAの試合を観戦したことが挙げられます。

私自身バスケットボールは体育の授業でしか経験したことがなく、日本にいた時も特にプロの試合を観戦したことはありませんでした。そのため友人一緒に行こうと誘われた時も、あまり期待はしていませんでした。

しかし結論から言うと、行って本当に良かったです!!まず現地の選手がびっくりするほど大柄で、とても迫力のある試合でした。そして試合間も観客を楽しませようと様々な催し物があったり、更には地元チームであるトロントラプターズが勝利した翌日は、観戦チケットをピザ屋さんに持ち込めば1枚無料でピザが貰えるという特典もあり、存分に楽しむことができました。

どのアクティビティも自分でチケットを取ったり予約したりする手間はなく、ILACの担当者が全て手配してくださるので、少しでも興味のある人は思い出づくりのためにも積極的にアクティビティに参加してみてほしいです。

英語力は字幕が無くても洋画がわかるまでに上達

入国したての頃はホストファミリーの英語も全く聞き取れない私でしたが、滞在期間は1年間と決まっていたため、とにかく自分から英語漬けの毎日を送ろうとたくさんのことに挑戦しました。

海外の友人を作ったり、日本人がほとんど来ない地元のカフェでアルバイトしたり、カナダ人数名とシェアハウスをしたりと、寝ても覚めても常に英語に触れる環境で生活することを心掛けました。

その結果、バイト先のカフェで他のスタッフに指示を出したり、クレーム対応をしたりするサブリーダーを任されるほどにまで成長することができました。入国当初は壊滅的だったリスニング力ですが、帰国する頃には日本語吹き替え版で観ていた洋画が、字幕が無くても9割程度内容が分かるくらいにまで上達しました。

毎日英語に触れ現地の友人に教わることで、スピーキング力も鍛えられ、自分の英会話スキルに自信を持つことができました。

日本人スタッフは複数名在籍しておりとても親切でした

初めての留学であり、しかも日本を離れた遠い異国の地での暮らしは不安でいっぱいでした。毎日が新しいことばかりで溢れていて、大変な思いも数多く経験しましたが、ILACには世界各国から学びに来る人たちのために様々な言語に対応したスタッフの方が大勢いらっしゃいました。

その中にはもちろん日本人スタッフの方も複数名在籍されており、学校の施設や授業のこと、アクティビティのこと、またトロントでの生活のことなど優しく相談に乗ってくださいました。

また授業を教えてくださる先生方も、とても明るく気さくな先生ばかりで、毎日学校に通うのが楽しみでした。休日に街で先生と偶然顔を合わせることもありましたが、顔を覚えていてくれたのか声を掛けてくださることもあり、嬉しかったのを覚えています。

クラスメイトは5~7か国の異なる国籍でバランスよく構成

私はHigh-Intermediate、Pre-Advanced、Advancedの3つのクラスで勉強しましたが、どのクラスでもクラスメイトの国籍が極端に偏ることはありませんでした。

春休みや夏休みなどの短期留学生が増えるタイミングでは日本人留学生もそれなりにいましたが、普段は5〜7カ国ほどの異なる国籍からクラスが構成されていました。

特に中南米出身(メキシコ・ブラジル・コロンビアなど)のクラスメイトは、授業でもとても積極的に発言していた印象があります。対照的に日本人はどちらかと言うと控えめな方が多いので、遠慮していると他の国の生徒の迫力に押され、全然授業で発言できないという場面も見かけました。

語学学校では、国同士の距離が近くまた文化も少し似ているところから、韓国人のクラスメイトと仲良くなり、学校帰りによく一緒に遊びに行っていました。

それ以外にも、月に1度担任の先生とクラスメイト全員でランチに行くイベントがあり、毎月開催されるのを心待ちにしていました。

トロントは様々な国の文化に触れることができる都市

カナダの中でもトロントは経済の中心と呼ばれるほど都会的な街で、たくさんの高層ビルが並んでいました。しかしながらビルやショッピングモールといった現代的な建物だけでなく、トロントの旧市街である赤煉瓦が特徴のディスラリー地区や旧市役所である時計台など、歴史を感じる風景も数多く存在していました。

少し街から離れたところには、トロントアイランドという休暇を過ごすにはぴったりなビーチもあり、夏場に仕事仲間と浜辺でビーチバレーをしたことは懐かしい思い出です。

トロントという街で私が最も気に入っていたのは、チャイナタウンやコリアンタウン、リトルイタリー、グリークタウンなど、1つの街の中で様々な国の文化に触れることができるところです。

同じ都市の中にあるにも関わらず、全く違う国にいるような非日常的な雰囲気を感じることができるので、プチ海外旅行のような気分が味わえます。

シェアハウスでは夜な夜なお酒を飲みながらボードゲーム

入国して最初の3ヶ月間はフィリピン人の家庭でホームステイをしていました。その後は語学学校を卒業するタイミングで、カナダ人約10人が暮らす一軒家のシェアハウスで半年間、そして帰国までの残り数ヶ月間はカナダ人の友人5人と、マンションを借りて暮らしていました。

カフェで働いていた際、お店で売れ残った商品を持ち帰ることができたため、よくシェアメイトに差し入れをしていました。

キッチンの調理家具や家電は共有のシェアハウスであり、冷蔵庫に買って入れておいた自分の食べ物がたまになくなっていることもありましたが、みんな本当に仲が良く、食後にリビングでお話したり夜な夜なお酒を飲みながらみんなでボードゲームをした日々は、本当にかけがえのない思い出です。

ほぼ日本人が働いていないカフェに飛び込みサブリーダーに昇進

まず始めに、仕事を探すことが非常に大変でした。日本とは違いネットの求人に申込みをしても、連絡が返ってくることはほとんどありませんでした。そのため大量の履歴書を印刷し、何十件ものお店に直接持ち込んで「面接してほしい」と頼み込み、やっと1件その場で面接していただき合格したという経緯があります。

 私の仕事先は日本人がほとんど働いていない某有名カフェチェーンで、約10カ国もの異なる国籍の同僚が働いていました。場所もオフィスビルに入っていたため、お客さんもほとんどがカナダ人で、全ての会話や作業を英語で行っていました。1番覚えるのが大変だった仕事は、レジでの注文です。

メニューが全て英語で種類も多く、また細かいオーダーを取ることもあるため、お客さんと他愛もない話をしながら機械を使いこなし、正確に注文を聞き取ることが最初はとても難しかったです。

しかし失敗を繰り返しながら学んでいくことで、真面目で丁寧な仕事ぶりを認めていただき、気づけばサブリーダーを務めるほどにまで成長しました。

大学卒業後は外国人技能実習生の就職サポートを実施

大学卒業後は、日本で働きたい東南アジアの方々を外国人技能実習生として日本の企業に斡旋したり、日常生活をサポートしたりする会社で働いています。留学前まではやりたいことが見つからなかった私ですが、帰国後は対照的に、様々な会社の説明会に行くたびに色々な業界に興味が湧き、逆にやりたいことが決められませんでした。

そんな時にたまたまテレビのニュースで外国人技能実習生の特集をしており、異国の地で一生懸命働く技能実習生の姿に心を打たれ、技能実習事業に携わりたいと思い今の会社に就職しました。

英語を使う機会は少ないですが、何より自分も同じように海外で暮らし働いた経験があるからこそ、技能実習生の気持ちに寄り添い、留学の経験を活かすことができています。

留学検討中の方へアドバイス

今自分が過ごしている生活や環境を180度変えて全く新しい場所に飛び込むことは、とても勇気のいることです。いつかはやってみたいと憧れていても、昔の私のように「失敗したらどうしよう」と考えていては、いつまで経っても夢は実現しません。

「いつかは」という考え方はとても漠然としており、昔の私のままだったら、恐らくいつまでたっても実現しなかったと思います。自分の人生は1度きりしかないです。後になって「あの時もっとこうしてたらな・・・」と考えても、過ぎ去った時間は戻ってはきません。ちょっとくらい失敗しても、大抵のことは何とかなるので、もし今留学を悩んでいる方は一歩前に踏み出してみてください。

きっと今までになかった景色が見えたり、出会うことのなかった人たちに出会えると思います。留学を考えるみなさんの勇気ある挑戦が、素敵なものになることを心から願っています!